錦織、国内プロ1勝!大会最年少18歳9か月…AIGテニス
◆テニスAIGジャパン・オープン第2日(30日・東京有明テニスの森公園) 錦織が2時間3分の激闘を制して、国内プロ初勝利をつかんだ。男子シングルス1回戦で、全米オープン16強で世界ランク84位の錦織圭(18)=ソニー=が、同100位のロバート・ケンドリック(28)=米国=を7−6、6−7、6−2で撃破。昨年10月のプロ転向後、国内大会で初勝利を挙げた。18歳9か月は大会男子最年少勝利記録も1か月更新。国内ツアー初Vを目指し、1日の2回戦で世界ランク60位のギリェルモ・ガルシアロペス(25)=スペイン=に挑む。
最後に相手レシーブがアウトになると、錦織は緊張感から解き放たれて天を仰いだ。2度のタイブレークを戦った2時間3分の死闘。
プロデビュー戦だった昨年は食事もノドを通らないほど緊張し、単複で初戦敗退。この日も時速200キロ近い相手のサーブに苦しんだ。サービスゲームをキープし続ける緊迫した展開。お互い一度もブレークポイントがないままフルセットにもつれ込んだ。
だが、この1年でツアー初V、全米16強を成し遂げたミラクル18歳はここからが違った。2−2で迎えた第5ゲーム。相手サーブをフォアハンドで完ぺきに返しリターンエースを奪うと、右拳を握りしめてガッツポーズだ。「1回のチャンスも逃すことはできない。弱気になると大事なポイントを取れない」世界の舞台で鍛えた精神力と勝負勘を武器に、接戦をものにした。第3セット開始前、トイレ休憩を申請したが試合開始直前に使っていたため却下された。気持ちが落ちそうになったが、踏ん張った。
最終ゲームでは、ジャンプして打つ必殺フォアハンド「エア・ケイ」もさく裂。「頭の片隅に考えていたけど、それまでは余裕がなかった。あのポイントが一番盛り上がってうれしい」観衆は3階席まで埋まる6818人。大会2日目としては06年のフェデラー初来日の5871人を超える史上最多だ。その期待に応え、錦織はひと安心の笑顔を見せた。
5歳からテニスを教えた父・清志さん(52)も「1年の成長を見るいい機会」と話す。2回戦から格上との対戦になるが「どんどん前に出て、積極的に向かっていきたい。一戦一戦勝ち上がってきたい」と錦織は力を込めた。ちょうど1年ぶりの凱旋試合を国内ツアー初制覇で飾る。
(引用:ライブドアニュース)

